ガイドヘルパー養成講座

ガイドヘルパーというのは、体に障害を抱えた人が日常生活で外出をする際、外出の介助をする仕事です。
人間というのはどんな人であっても尊厳を持っており、その人がその人らしく、いきいきと生活することができるようにその人の生活をサポートするための社会福祉基礎構造改革が進められています。

また、障害者自立支援法が平成17年に制定されてから障害者福祉に関する注目度が上がって来ています。
それにつれ、専門的な知識や高いスキルを身に付けている人材に対するニーズも高まっており、ガイドヘルパーとして知的障害者や脳性麻痺や視覚障害を抱えた人、重い障害を抱えた人の外出をサポートする役割が求められており、障害者の自立支援や社会への参加を促すための大切な役割を担っています。

ガイドヘルパー養成講座には、視覚障害者ガイドヘルパーを養成するための研修や、行動援護従業者養成研修、全身性障害者のガイドヘルパーを養成するための講座などがあります。
視覚障害者ガイドヘルパーを養成するための研修では、個々人の目の見え方やどれくらい見にくい状態なのかについて勉強し、屋内でドアを開け閉めしたり、屋外で階段を昇り降りする時等の移動をサポートする方法や食事の介助の仕方などを学びます。
行動援助従業者養成研修では、日常生活でのあらゆるシーンで支援を求めている知的障害者の方や、知的障害の方の気持ち、家族の心理についての理解を学び、精神障害についての特性についても知識を深めていきます。
全身性障害者のガイドヘルパーを養成する講座では全身性障害について勉強し、車椅子で移動する際の介助方法について学びます。

このようなガイドヘルパー養成講座は、ケアマネージャーになりたい方、既にヘルパーの資格は取得しているが、障害者のサポートをする際の知識やスキルを身に付けておいて、高齢者介護にも役立てたいという方、障害者介護に関する仕事をしたい、障害者を抱えている家族をサポートしたいと考えている人にお勧めしたい講座です。
このガイドヘルパー養成講座を修了した後は、身体障害者授産施設や身体障害者療護施設、身体障害者厚生施設、障害者グループホームなどで働く人が多いです。

ホームヘルパー2級の資格を取得したら、次の段階として、このガイドヘルパー養成講座を受けてみると良いかもしれません。

2013年4月より、ホームヘルパーの資格内容が大きく変わりました。
これまでは『ホームヘルパー2級』という資格を取るだけでしたが、
2013年4月より、介護職員初任者研修という研修を必ず受けなくてはなりません。
そして研修後に行われる試験に合格したら初めて介護職員初任者研修修了者となることができ、そこでようやく介護職に就く資格を得た事になります。

ホームヘルパー2級と介護職員初任者研修はスクーリングの時間と試験の有無が異なります。
介護職員初任者研修では、ホームヘルパー2級のスクーリングと比べて実際に介護施設でシーツを交換したり、着替えを手伝ったり、車椅子へ移動させたりと、実習に関する時間が長くなります。

また試験に合格する必要があるという点でも、若干ハードルが高くなったと言えるでしょう。
しかし介護職員初任者は、これからさらに需要が増えていく介護職の入り口です！！
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