同行訪問介護での実習

同行訪問介護では、介護サービスの利用者さんのご自宅で介護を行います。利用者さんのご自宅に伺うのですから、信頼関係を築くことが非常に大切です。利用者さんのライフスタイルや障害の度合い、価値観や考え方などを的確に把握して介護を行います。
次は同行訪問介護での実習の一例です。

散歩をする

晴れている日には、外の新鮮な空気を吸ってリフレッシュをするために散歩をします。良い気分転換にもなりますし、運動にもなります。

コミュニケーションを取る

散歩をしている時に利用者さんが楽しめるようにすることも必要です。散歩の道すがら、近所の方たちと話したりする機会を与えたりするのも良い方法です。しかし、中にはそのように会話をすることを嫌がる人もいますので、利用者さんとしっかりとコミュニケーションを取り、気持ちを把握することが大切です。何よりも利用者さんの思いを大切にして、思いやりのある態度で接し、信頼関係を作ることが重要です。

家事の手伝いをする

利用者さんに残った身体機能を最大限にまで活かす事のできる家事を探し、残存機能をキープすることができるように介助したり、利用者さんが寝たきりの状態になってしまわないように、座った状態を維持することも必要です。

食事の支度や掃除を手伝う

食事の支度を手伝ったり、部屋の掃除を手伝うこともサービスの1つです。あくまでも全てを代わりにやってしまうのではなく、利用者さんのことをサポートしながら、上手に家事をこなせるようにします。

2013年4月より、ホームヘルパーの資格内容が大きく変わりました。
これまでは『ホームヘルパー2級』という資格を取るだけでしたが、
2013年4月より、介護職員初任者研修という研修を必ず受けなくてはなりません。
そして研修後に行われる試験に合格したら初めて介護職員初任者研修修了者となることができ、そこでようやく介護職に就く資格を得た事になります。

ホームヘルパー2級と介護職員初任者研修はスクーリングの時間と試験の有無が異なります。
介護職員初任者研修では、ホームヘルパー2級のスクーリングと比べて実際に介護施設でシーツを交換したり、着替えを手伝ったり、車椅子へ移動させたりと、実習に関する時間が長くなります。

また試験に合格する必要があるという点でも、若干ハードルが高くなったと言えるでしょう。
しかし介護職員初任者は、これからさらに需要が増えていく介護職の入り口です！！
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