在宅介護サービスを提供している現場での実習

在宅介護サービスを提供している現場では、日帰りで介護サービスを受けている人に対しての介護実習を行います。在宅介護サービスを提供している間の機能や役割、ホームヘルプサービスなどとの連帯について勉強して行きます。現場では先輩ヘルパーたちの指導を受けながら、実際に利用者さんと接し、的確な技術を身につけることができます。また利用者さんたちは今でこそ介護を受けている立場ではあるものの、これまでプライドを持ってそれぞれの人生を歩んで来たわけですから、利用者さんたちのプライドを傷付けてしまうことのないような態度や接し方を先輩から教わります。
以下は在宅サービスを提供している現場での実習内容の一例です。

在宅介護サービスの利用者を迎える
在宅介護サービスを利用している方が車で施設に着いたら、車が到着したところまで迎えに行き、笑顔で挨拶をします。1日の始まりに、にこやかに気持ち良く挨拶すると、その日がとても良い1日になりますよね。利用者さんが車から降りて来たら、手を引いて施設に連れて行き、連絡票を受け取って、まず検温をします。
コミュニケーションを取る
利用者さんに対してこちらから積極的に話しかけ、コミュニケーションを取ります。会話の最中にはしっかりと敬語を使うようにし、介護をされていると意識させないようにしましょう。利用者さんもこれまではプライドを持って生きてきたわけですから、老人扱いされたりすると不愉快な思いをすることもあります。
おやつの準備をする
高齢者にとって、食べるということはとても重要ですし、大きな楽しみでもありますから、決まった時間に食事とおやつを提供することは重要です。食事は1人ひとりに合わせてそれぞれメニュー内容が異なりますから、配膳の際に間違えないように注意をする必要があります。
集団リハビリテーションを行う
利用者さんとゲームをしながら手指を動かして楽しみます。利用者さんの体の機能を衰えさせないようにサポートしながら楽しくリハビリテーションを行います。
入浴介助を行う
入浴介助の際には、しっかりと声をかけるようにします。浴槽に浸かるともちろん気持ち良いのですが、長く浸かりすぎてしまうと血圧が上がったりする恐れもありますので、調整しながら介助する必要があります。

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2013年4月より、ホームヘルパーの資格内容が大きく変わりました。
これまでは『ホームヘルパー2級』という資格を取るだけでしたが、
2013年4月より、介護職員初任者研修という研修を必ず受けなくてはなりません。
そして研修後に行われる試験に合格したら初めて介護職員初任者研修修了者となることができ、そこでようやく介護職に就く資格を得た事になります。

ホームヘルパー2級と介護職員初任者研修はスクーリングの時間と試験の有無が異なります
介護職員初任者研修では、ホームヘルパー2級のスクーリングと比べて実際に介護施設でシーツを交換したり、着替えを手伝ったり、車椅子へ移動させたりと、実習に関する時間が長くなります。

また試験に合格する必要があるという点でも、若干ハードルが高くなったと言えるでしょう。
しかし介護職員初任者は、これからさらに需要が増えていく介護職の入り口です!!
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