ホームヘルパー2級の資格講座を受講する目的

ホームヘルパー2級の資格講座を受講する目的は人によって異なりますが、受講者のほとんどが、介護ヘルパーとして働くことを目標に資格取得を目指して頑張っています。
その他にも、仕事をする上で必要だとか、家族が突然倒れてしまって、介護を必要とする状態になっているために基本的な知識を身に付けたいという理由で受講している人もいるようです。
さらには、自分が近い将来、要介護者になった時にどういった介護を受けることになるのか、
福祉はどのような仕組みをしているのかを知りたくて受講しているという人もいます。
また、かつては女性の受講者がほとんどでしたが、今は男性の受講者も年々増加しています。
昔はスクーリングなどで女性ばかりの教室の中にぽつりぽつりと男性がいると若干違和感があったようですが、
今は全く違和感を感じないほど男性の受講者が増えているそうです。
それでは実際に、ホームヘルパー2級の資格講座を受講する詳しい目的について見て行きたいと思います。

就職するため
今は高齢者が多い時代なので、ホームヘルパーの働き口はたくさん存在します。
しかし、実際に現場に入って介護の仕事をしていく為には、このようなホームヘルパー2級の講座を受講して資格を持っていないととても難しいと言われています。
ホームヘルパーの仕事を志す人には色々なタイプの人がいるのですが、
人に喜ばれる仕事をしたいという思いから目指す人がやはり多いようで、
中にはフリーターだった人や、会社勤めをしていた人がこの仕事を知って、意を決してホームヘルパー2級講座に申し込んだという経緯もあるようです。
また、大学を卒業した時には将来の目標が明確になっておらず、何となく就職してみたものの、やはり自分は人の役に立てる仕事をしたいと思っていることに気付いて転職するために受講したという人もいるようです。
いずれにしても、今後も高齢者の人数がますます増加して行くことが考えられますので、ホームヘルパーの担い手は引く手あまただと思います。
ですから、ホームヘルパー2級の資格を持っていると、就職や転職する際に非常に有利になりますし、
介護の現場で働く際にも非常に重宝されることとなると容易に考えられますので、
ぜひホームヘルパー2級の資格を取ってみてはいかがでしょうか。
介護福祉士になりたいから
介護福祉士を志しているという理由から、実際に有料老人ホームなどに勤務しながらホームヘルパー2級の資格を取得するために勉強しているという人もいます。
働いている時間だけだとどうしても十分に介護の勉強をすることができないので、腰を据えて、基礎からみっちり勉強し直したいという熱心な人も多いようです。
テキストを使って学んだことや、実践を通じて得た知識というのは翌日からすぐに活かすことができますよね。
このように、介護福祉士になるための第一歩として、ホームヘルパー2級の資格取得を目指して頑張っている人もいます。
転職に有利だから
会社に勤めていたけれど、毎日同じような仕事の繰り返しでやりがいを感じられない。
自分がやりがいを感じられる仕事に就きたいけれど、やりたいと思える仕事がなかなか見つからないという人がホームヘルパー2級の資格の勉強をするというケースもあるようです。
学校を卒業して、将来のことを考えた時に、特に自分が何をやりたいかを見つける事ができておらず、
何が自分に向いているのかもわからないままに何となく会社に就職してみたものの、
ある時、人の役に立つ仕事がしたいと気付いたという人もいれば、
ずっとフリーターをしていたが、そろそろちゃんとした仕事に就こうと思ったという人もいます。
そのような人たちにとって、ホームヘルパー2級の資格というのは、転職する際の大きな武器となるでしょう。
介護タクシーを導入するために
最近は若者が車を所持しないことが多く、さらに高齢者が非常に多い時代なので、タクシー会社において、介護タクシーを導入する会社が増えて来ています。
また、介護タクシーを導入するにあたって、ホームヘルパー2級の資格を所持していることが条件になる可能性もありますので、タクシー会社の社員などが資格取得の為に講座を受講していることも多いそうです。
家族を介護するため
家族が突然倒れてしまったり、親が突然老け込んでしまったので、いつ介護が必要になるかわからないし、今のうちに勉強しておこうという理由から、講座を受講する人もいます。
ホームヘルパー2級の資格を取ったところで、介護の仕事に就く予定はないけれど、家族が将来介護を必要とした時に自分が率先してサポートできるように介護のスキルを勉強しておきたいという人も多いです。
昨今は在宅介護や在宅看護の需要も増えていますし、できれば家族の手で介護してあげたいという気持ちはとても大切だと思います。
また、元々は自己流で家族の介護をしていたけれど、どうしても自分の体に負担がかかる方法しかわからなくて困っていたから、正しい介護の方法を学びたいという理由からホームヘルパー2級の資格を取得したという人もいるようです。
どうしても自己判断で介護を行っていると、間違ったことをしていないだろうかと不安になることもあるでしょうし、自分まで体を壊してしまいかねませんので、しっかりとした知識を身に付けることはとても大切だと思います。
一般教養の一環として
自分の身近な人たちが家族の介護をしていることを耳にしたりすると、早い内に一般教養の1つとして介護に関する基礎知識を習得しておいた方が良いのではないかと考える人がここ最近増加しているようです。
もし介護職とはゆかりのない仕事をしている人であっても、今後は高齢化社会がますます進んでいくので、介護の知識や技術を身に付いておいても損することはないでしょう。
社会貢献をするための知識として
会社を定年退職した後に、社会貢献のためにボランティア活動を行うという人もいます。
その為にスキルが必要だということで、介護の技術を習得しようと学習に励んでいるようです。
ボランティアの為に勉強するなんて素晴らしいですよね。
それに介護の資格は仕事やボランティア活動だけではなく、将来家族の身に何かあった時にも役立ちますよね。

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2013年4月より、ホームヘルパーの資格内容が大きく変わりました。
これまでは『ホームヘルパー2級』という資格を取るだけでしたが、
2013年4月より、介護職員初任者研修という研修を必ず受けなくてはなりません。
そして研修後に行われる試験に合格したら初めて介護職員初任者研修修了者となることができ、そこでようやく介護職に就く資格を得た事になります。

ホームヘルパー2級と介護職員初任者研修はスクーリングの時間と試験の有無が異なります
介護職員初任者研修では、ホームヘルパー2級のスクーリングと比べて実際に介護施設でシーツを交換したり、着替えを手伝ったり、車椅子へ移動させたりと、実習に関する時間が長くなります。

また試験に合格する必要があるという点でも、若干ハードルが高くなったと言えるでしょう。
しかし介護職員初任者は、これからさらに需要が増えていく介護職の入り口です!!
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