スクーリングで学ぶ内容

今回はスクーリングで学ぶことについて紹介します。
主に次の通りです。

車椅子の介助方法: ここでは自分が介護をしたり、されたりする役をしながら車椅子の操作方法や要介護者を介助する方法を勉強します。
車椅子に乗っていると、少しの衝撃が加わったり、大した段差でなくてもつまづいて急に止まるともの凄く恐怖を感じるそうです。
このような感覚も、実際に要介護者の側になってみないとわからないと思いますので、良い経験になると思います。
車椅子介助の方法を学ぶ際には外に出て、色々なシチュエーションで安全に車椅子を動かす方法を学ぶケースもあります。
ベッドメイキングの仕方: 要介護者にとって、シーツにシワができていると床ずれが起こってしまう原因になります。
床ずれというのは要介護者の健康さえ損なってしまう恐れもあります。
ですから、要介護者の体に負担がかからない方法を勉強します。
着替えの方法: 体に麻痺がある人や、体が痛むという高齢者を着替えさせることはなかなか難しいようです。
しかし、テクニックを身に付けさえすれば、要介護者に負担をかけることなく、手早く着替えさせることができます。
ここでは服を脱がせたり、着せたりする時のテクニックを勉強します。
移乗介助の仕方: ベッドから車椅子、車椅子からベッドに要介護者を移乗させる時のテクニックを勉強します。
自分よりも体格の良い要介護者もたくさんいると思いますが、あなたが小さくても、体格の良い人を簡単に、安全に移乗させることのできる方法を身に付けましょう。
レクリエーションについて: 要介護者とコミュニケーションを取る事で、介護サービスを利用している人たちとの交流を深めることができます。
ここではコミュニケーションスキルを高め、介護中だけでなく、日常でも使えるスキルを身に付けていきます。
体位変換の方法: 要介護者をずっと寝かせたままにしておくと、たったの2時間ほどで床ずれしてしまいます。
ですから体位変換の意義と、その仕方について勉強します。
排泄の介助: ここではオムツを交換する方法を学びます。
実際に要介護者のオムツの交換を行います。
排泄介助を受ける側の気持ちも理解する時間です。
洗髪の介助: 実際に要介護者の洗髪を体験します。
要介護者はベッドに寝かせた状態なので、要介護者に負担をかけることなく、すばやく洗髪する方法を勉強します。
実は髪の毛は1本のペットボトルのお湯だけで洗うことができます。
入浴の介助: 要介護者に気持ち良く入浴してもらえるように、入浴の介助の方法を勉強します。
用具の種類や使用方法を勉強し、入浴による身体への影響について学びます。
口腔のケア: 口の中をしっかりとケアしてあげると、不快感が取れて食欲が増すようです。
口の中がすっきりして気持ち良くなると、おいしい物が食べたくなりますよね。
そうなると社会参加に対する意欲が起こり、いきいきしてきます。
食べることで生きる意欲が高まることを勉強します。

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これまでは『ホームヘルパー2級』という資格を取るだけでしたが、
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そして研修後に行われる試験に合格したら初めて介護職員初任者研修修了者となることができ、そこでようやく介護職に就く資格を得た事になります。

ホームヘルパー2級と介護職員初任者研修はスクーリングの時間と試験の有無が異なります。
介護職員初任者研修では、ホームヘルパー2級のスクーリングと比べて実際に介護施設でシーツを交換したり、着替えを手伝ったり、車椅子へ移動させたりと、実習に関する時間が長くなります。

また試験に合格する必要があるという点でも、若干ハードルが高くなったと言えるでしょう。
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