介護資格は将来のために

介護に関する資格は持っていて損はしません。就職にも有利に働きますし、家族が突然倒れたりして、介護をする必要が出て来た時にも非常に役に立つでしょう。

資格には色々な種類がありますが、介護の資格というのは自分たちの生活の中でもとても身近な物でありますし、必ず役に立つ物です。
家族や身近な人の身に何かが起こってしまったら慌ててしまいますし、途方に暮れることでしょう。しかし、しっかりと介護の勉強を前もってしておけば心強いですし、慌てることなく適切な対処をすることができます。
心からしっかり学んでおいて本当に良かったと思うでしょうし、資格がこんな形で役に立つなんて思わなかったと思える日がきっと来るでしょう。

介護に関する資格を取った人たちの中にも、実際には介護職に就かなかったという人は多く存在します。
しかし、突然家族が倒れたりして、親や祖父母の介護をしなくてはならない時が来た時に介護の資格が役立つ日が来て、慌てずに介護をすることができたという人や、介護をされている側も資格を持っている人に介護してもらえていることで安心できているという人もいます。
全く無知の状態で、介護をすることは無謀です。

例えばある時、突然お母さんが介護を必要とする状態になってしまった時、寝たきりになってしまって動けない状態のお母さんの服を着替えさせたり、ベッドのシーツを交換してあげることはできますか？
車椅子に乗せたり、降ろしたりさせることを安全に負担をかけることなく手伝うことができますか？
介護を勉強したことがあれば自分自身も安心して介護をすることができますし、あらゆる福祉サービスを利用する時にも知識があることはとても有利になります。

介護について全く知識がなかったとしても、家族の介護に対して本当にやる気がある人で、思いやりのある優しい人ならば介護は大変と感じることはあっても何とかこなすことはできるであろうというイメージはあると思います。
それに家族の介護ですから、他人の世話をするのとは違い、やる気さえあれば大丈夫だろうし、自分で世話をしてあげたいと思う人も多いと思います。

ところが実は自分自身にも、介護される家族にもとても負担がかかってしまいます。
介護する時にはとにかくどんな世話もしてあげれば良いというものではなく、要介護者が今持っている体の機能を維持し、それを衰えさせないようにする手伝いもしなくてはなりません。
全てをやってあげてはいけないのです。

また、介護をする相手は大人です。赤ちゃんの世話をするわけではありませんし、これまで誇りを持って生きてこられた人の介護をするというのは、心理的に容易ではありません。
プライドがありますし、相手の心理状況も的確に把握する必要があります。

ですから、やはり例え基本的なことであっても、知識を身に付けておくことは介護をする上でとても大切なことです。
安心して、余裕のある態度で介護をすることができるようにするためにも自分自身がしっかりしていなくてはなりません。

このように、介護の資格というのは、介護職に就きたいという人でなくても、将来につながる、とてもおすすめな資格なのです。

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2013年4月より、ホームヘルパーの資格内容が大きく変わりました。
これまでは『ホームヘルパー2級』という資格を取るだけでしたが、
2013年4月より、介護職員初任者研修という研修を必ず受けなくてはなりません。
そして研修後に行われる試験に合格したら初めて介護職員初任者研修修了者となることができ、そこでようやく介護職に就く資格を得た事になります。

ホームヘルパー2級と介護職員初任者研修はスクーリングの時間と試験の有無が異なります。
介護職員初任者研修では、ホームヘルパー2級のスクーリングと比べて実際に介護施設でシーツを交換したり、着替えを手伝ったり、車椅子へ移動させたりと、実習に関する時間が長くなります。

また試験に合格する必要があるという点でも、若干ハードルが高くなったと言えるでしょう。
しかし介護職員初任者は、これからさらに需要が増えていく介護職の入り口です！！
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