日本は世界一の高齢化社会

日本では深刻なほど高齢化が進んでおり、世界一の高齢化社会であるとも言われています。
その一方で少子化も急速に進んでいますので、長寿大国と言われる所以も良くわかります。

女性は結婚や出産を機に、一度仕事を離れざるを得ないこともあり、一度は専業主婦をするものの、子供が大きくなってくると手持ち無沙汰になり、資格に挑戦しようと思う人もいると思います。
そこで、介護に関する資格を勉強して取ろうと考える人もたくさんいるようです。

介護について勉強を開始した理由が例え些細なことであっても、結果的に介護の資格を取ることで、得た知識やスキルを一生涯の資格として将来に役に立たせることができると感じる人も恐らく多いものと思います。
昨今は就職や転職するのが非常に困難な時代だとされていますが、急速に少子高齢化が進んでいることを考えていると、介護に関わる仕事が増えて行く事はあれど、減って行く事はありえないと言えるでしょう。
ただでさえ、介護に携わる人材が不足している現在ですから、需要は今後さらに増えていくと考えられます。

平成22年の段階で、日本には65歳以上の方が23%もいるという結果がある調査からわかっています。
これは日本が世界で最高レベルの高齢化率に達しているということを示しています。
平成22年の時点でこれだけの数値を示しているのですが、今後は医療の進歩により、平均寿命がますます伸びていき、高齢者がさらに増加していくことが確実になっていますから、当然ながら介護の需要も上がります。
将来的に少子化対策が上手く運ばれ、子供の数が増加していけば、一時は高齢者率が低下すると思いますが、次の世代もいずれ高齢者になるわけですから、常に高齢者の数が多く存在することには変わりありません。
そうなれば、何が起こるか想像に難くありませんよね。

要するに、高齢者ばかりがどんどん増え続け、高齢者の手で介護が必要になった高齢者を支えていかなくてはならなくなるということです。
高齢者が介護するとなると、体力的にもきついと思います。
しかし、それが当然の世の中が近い将来、必ず訪れるわけなのですから今から覚悟をしておかなくてはなりません。

そんな時に、少しでも介護に関する知識があればきっと役立つはずです。
介護に関して何の知識もないままに自己流で介護をしてしまうと、介護をされる側も、介護をする側も安心できません。
力の弱った高齢者が介護者を抱きかかえたり、移動させたり、着替えさせたりするのにどれだけの体力を消耗するでしょうか。
もし体格の良い人が要介護者であれば、若者であっても大変なことです。
しかし、介護のスキルさえ身に付けていれば、無駄な力を使う事なく、安全に要介護者を動かすことができるでしょう。
介護のサービスを受けることもできますが、家族の介護はできれば自分でやってあげたいと考える人も少なくありません。そんな時に前もって身に付けておいた知識が活きてくるでしょう。

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