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ポンプ加算

在宅支援診療所にて勤務しております。
在宅療養指導管理材料加算の中にある「C163 注入ポンプ加算」・「C166 携帯型ディスポーザブル注入ポンプ加算」・「C168 携帯型精密輸液ポンプ加算」はそれぞれどのメーカーの機器はこの加算というのが分かるようなサイトはありますでしょうか?
末期の悪性腫瘍の方を在宅にて診療しております。
その方に対して、PCAポンプを用いて麻薬の投与が始まりました。
管理料はは「C108 在宅悪性腫瘍等患者指導管理料」算定しており、ポンプの算定を…と思い「C163 注入ポンプ加算」で算定しようとしたところ、医師より「C166 携帯型ディスポーザブル注入ポンプ加算」の算定は出来ないの?と質問がありました。
ポンプは使い捨てるものではなく、使用がすんだあと回収し、再度使用する事のできるものとなっていたため、C166では算定用件を満たしていないものと考えておりました。
この考え方が間違っていたとすると、今までの算定がすべて違っていたのでは…と不安になり、質問させて頂きました。
当院が使用しているポンプの【一般的名称】をみてみると汎用輸液用ポンプと記載があります。
カフティポンプやPCAポンプと言葉は聞きますが、正直機器を何度も使えるか、使い捨てるかの違いだと思っていました。
それらの違いなどが分かる方がいらっしゃいましたら、ご教授頂けると幸いです。
(2019/10/2)
在宅医療では様々な医療機器を使用するので、漏れなく請求するためには、面倒でも院内で採用している医療機器をリストアップして対応表
のようなものを作成しておいたほうがよろしいかと存じます。
通常、医療機器の購入は、現場から担当部署(事務方)へ申請があり、その部署(担当者)から発注しますよね。
しかし、機器の納入は現場へとなってしまうのが大半で、事務方で医療機器の情報が入らず、知らぬ間に使用されているケースがよくあります。
まずは、院内のモノの流れを明確にして、使用開始前に事務方へ製品情報が届くようにしておきましょう。
さて、お尋ねの件ですが、機器ごとの違いの詳細は割愛しますので、各メーカーのホームページやカタログ・添付文書を確認してください。
メーカーの方や卸業者の方と顔見知りになることも必要ですよ。
・注入ポンプ
 一般的名称が「汎用輸液ポンプ」となっているもの。小児から一般までの輸液セットが使用できるポンプで、輸液ラインをポンプに装着
 して、滴数を設定して使用します。
・携帯型ディスポーザブル注入ポンプ
 文字どおり、使い捨てタイプのポンプ。小型で衣服に装着でき、微量精密注入(1~10mL/時間)の設定ができます。
・携帯型精密輸液ポンプ
 現在、肺高血圧症に対する治療に関してのみ保険適応。薬剤を携帯可能な小型ポンプに付属しているカセットに入れて、一定の速度で注入します。
携帯型ディスポーザブル注入ポンプは、一般的名称が「加圧式医薬品注入器」、
携帯型精密輸液ポンプは、一般的名称が「患者管理無痛法用輸液ポンプ」  です。
(回答者 ひできさん)

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