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慢性疾患の受診・初診にする?再診にする?

慢性疾患の初診の取り扱いについて、アレルギー性鼻炎等、どのくらいで初診になりますか?3か月空いてるときはしていますが。喘息もですか?医師は喘息は治ると判断していますが。
(2019/2/6)
お尋ねの件ですが、誰に聞いても(厚労省に聞いても)明確な回答は得られないと思います。永遠の問題ですね。
厚労省は、初診料の通知(1)(13)(14)で算定要件を示しただけで、医療機関に丸投げをしています。
よって、医療機関としての算定条件をある程度定めておき、事務方以外の職員にも周知しておく必要があります。難しいですけどね。
特に、通知(1)の「医学的に初診といわれる診療行為」の定義がはっきりしません。
最終的には、保険医である「医師」が初診の有無を判断するのが原則です。
初診の際には、医師が患者さんに面接、身体診察をおこない診たて(診断)をするわけですが、
その行為が行われていれば、初診として取り扱うのが基本と考えています。
例えば、アレルギー疾患などで初診を受けた患者さんについて、医師が治癒(治癒に近い状態含む)と判断して、その後の治療の必要性を
認めない場合は、診療録上、「治癒」となりますよね。それ以降の受診には、改めて診たてをするので、初診として扱います。
また、医師が継続して治療の必要性を認めて次回の受診を指示したが、患者が来なかった場合は、通知(13)に従い、来なかった日から1月
以上経って受診した場合は、初診でよろしいかと存じます。
お尋ねのケースのように、医師が治ると判断したのなら、患者さんに説明をした上で、診療を終了するのかを決定すべきと考えます。
3か月とか、そのような期間の定義はできないと思います。
患者さんに説明もしないで、終診扱いにしている場合に、よくトラブルが発生しています。
結局は、患者が理解しやすいように説明することに努め、終診と判断した場合は、終診である旨を医師から説明し、診療録に経緯をきちんと
残しておくことです。
(回答者 ひできさん)

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