記事内に広告を含む場合があります。

PPI製剤(オメプラゾンやタケプロン)

胃癌の患者様にPPI製剤(オメプラゾンやタケプロン)が処方された場合の病名はどのように対応されていますか?やはり、『胃潰瘍』や『逆流性食道炎』など決められた病名をつけていらっしゃいますか?
はい、付けています。
参考:タケプロン、オメプラゾンの用法
オメプラゾンの用法
通常、成人はオメプラゾールとして1日1回20mgを経口服用する。なお、通常、8週間までの服用とする。さらに再発、再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1日1回10~20mgを経口服用する。
タケプロンの用法
通常、成人はランソプラゾールとして1回30mgを1日1回経口服用する。なお、通常8週間までの服用とする。さらに、再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1回15mgを1日1回経口服用するが、効果不十分の場合は、1日1回30mgを経口服用することができる。
(回答者 ダンゴ)
タケプロンOD(30)で『胃潰瘍』と病名が付き、8週間処方しました。8週後も引き続きタケプロンOD(30)を処方したい場合はどのように対応したら良いのでしょうか?一度、病名を中止させるのでしょうか?それともタケプロンOD(15)とミリ数を変更して対応するのでしょうか?その際の病名の対応を教えて下さい。
当院では、「胃潰瘍」で8週間処方した後引き続き処方する場合、「逆流性食道炎」の病名を追加、「胃潰瘍」の病名は中止にし、その後8週間経過(投薬)し、引き続き処方を継続する場合は「再発再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法として処方」と毎月コメントを入れてます。これで今まで返戻されたことはありません。
(回答者 くまたろうさん)
審査連絡書がきてしまいました。
院外処方において、逆流性食道炎に対し、投与期間を超えてppi製剤のランソプラゾールなどを投与している症例があるが、投与開始日または維持療法として投与している場合はその旨を記載するように。。。と注意をうけました。
当医院では、継続して服用されるかたの病名に再燃再発を繰り返す逆流性食道炎をつけていたのですがそれではいけなかったのでしょうか?
維持療法はレセコメントでも良いですし、病名としても良いと思います。
「維持療法」はどこかで付けなくはなりません。
投与開始日は必ずレセコメントに付けています。
病名は「維持療法の必要な難治性逆流性食道炎」と付けています。
(回答者 ランプノさん)
胃潰瘍の方へのPPIの8週以上の継続投与の場合、レセのコメントまたは病名でどのような工夫をされていますでしょうか?
先生に投与しているPPIの添付文書を見せてあげてください。胃潰瘍の場合は8週間投与となっていますので、査定されても文句は言えません。注記しても、恐らく駄目だと思います。普通は、PPIを8週間投与後、H2ブロッカーに切り替えます。
(回答者 てぃむさん)

 

そうですね。
胃潰瘍の患者への投与は8週までとはっきり区切られている以上、8週を超えた場合は減点されるでしょう。
当院薬剤師も「どんなにコメント付けてもまず無理だよ」と言っておりました。

 

「維持療法の必要な難治性逆流性食道炎」の病名で、
「15mgでは不十分で30mgを投与」していることが判るようにコメントを付記しています。
(回答者 ぽちさん)

胃潰瘍の患者さんがオメプラール開始日から8週こえたのですが、途中1週間薬をだしていませんでした。その場合1週間のばしてもいいのでしょうか?その旨コメントが必要ですか?
以前、患者さんがお薬を途中で取りに来れなくて、「飲んだ期間は8週間だけど、処方開始から8週間以上経過している」レセプトを提出しました。
思いっきり査定を受け、「患者さまの都合で処方開始から8週間経過しましたが、飲んだ期間は8週間です!」と再審査を依頼しましたが、こちらも却下されました(><;)
それ以来、開始日から8週間超えての処方は、ストップしました。
(患者様には前もって説明し、早め早めに取りに来て頂いています)
(回答者 ダンゴ)
逆流性食道炎から維持療法の必要な難治性逆流性食道炎に変わるときの開始日はどうなるのでしょうか?
ドクターによって、病名の付け方が違うかと思いますが、勤務先の場合、
逆流性食道炎(中止)
再発再燃性逆流性食道炎(逆流性食道炎の中止日が開始日)
に切り替えています。
(回答者 ダンゴ)
ネキシウムは逆流性食道炎に対して処方するお薬と教わったのですが、いつもロキソニン等の痛み止めと同時に処方されてるのですが、ネキシウム単発で処方された時、逆流性食道炎の病名だけでレセの際通りますか。
トロキシピドが単発で出た時は、先生に胃炎の病名を追加するよう言われました。
今回はなにもいわれてないので、気になって質問させていただきました。
(2018/11/1)
PPI単独で処方する場合には、投与期間が定められています。添付文書をご確認ください。
20mgの1日1回投与では、胃潰瘍・吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までとなっています。
逆流性食道炎の場合は、8週間までとなっていますが、再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、
1回10~20mgを1日1回まで継続して投与できます。
最近の審査で気を付けたいのが、非ステロイド系の鎮痛薬とPPIを併用する場合です。
審査側は、ロキソニンなどに対しては胃粘膜保護薬(ムコスタ等)が妥当と考えています。
プロトンポンプ阻害薬(PPI)やH2ブロッカー(ヒスタミンH2受容体拮抗薬)を処方するのであればそれだけの理由
(逆流性食道炎などの明らかな消化器疾患)が必要と思われます。
なお、ロキソニンやボルタレンのような非ステロイド性消炎・鎮痛剤を長期服用している場合には、「NSAID胃潰瘍」
を発症する場合が多いので、ネキシウムなどのPPIを併用するケースが多いです。
(回答者 ひできさん)
胃潰瘍の方にPPI製剤を投与し、8wまでだと思うのですが、この後、続けて投与する場合、レセプト上、病名はどのようにつけていますか?
逆流性食道炎の場合は、維持療法の必要な難治性逆流性食道炎とつけています。
医師は続けて投与した方が有効で投与し続けた方が良いけど、レセプト上、胃潰瘍のままで大丈夫か聞かれました。
(2021/5/24)
添付文書をしっかりお読みになったほうがいいと思います。
PPI製剤は、厚生局の指導でよく問題になり、用量を含めて添付文書通り処方されているか確認されます。
特に、維持療法中は定期的に内視鏡検査を実施するなど観察を十分に行うことが望ましい、再発の既往歴、症状の程度等を考慮して維持療法の用量を選択すること、寛解状態が良好に保たれていると判断された場合は休薬又は減量を考慮すること、定期的に肝機能、腎機能、血液像等の検査を行うことが望ましい など、維持療法中の医学的管理がなされているかどうかみられます。
レセプト上ではなく、まずは薬剤の使用方法について理解する必要があると思います。
(回答者 セイユーさん)

コメント

タイトルとURLをコピーしました