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細菌薬剤感受性検査について

細菌薬剤感受性検査について

細菌薬剤感受性検査は、培養同定検査によって同定された菌種のうち、実際に細菌薬剤感受性検査を行った菌種の数によって算定する。

つまり細菌薬剤感受性検査は、菌が検出できなかった場合は算定できません。

ということは、レセプト上「月をまたいで細菌薬剤感受性検査を請求する場合」が出てきますよね。
その場合は、実日数が「0日」となり、レセプト摘要欄に「前月に培養同定検査を実施」したことを記入しましょう。(ただし、検体検査判断料は算定できません)後日、細菌薬剤感受性の検査料だけを徴収するのに、疑問を持たれる患者さんがいるかもしれません。
勤務先では、前もってこんな文書を患者さんに渡し、説明を行っています。

細菌薬剤感受性検査を算定する場合の注意事項

細菌薬剤感受性検査を算定する場合の注意事項として、次のようになっています。

実日数「1日」で細菌感受性検査を請求する場合には、明細書の摘要欄に患者が再度来院しなかった旨を注記する。

また月またぎ(細菌培養同定検査実施後に菌が検出され、細菌薬剤感受性検査の報告が翌月となった場合)の請求方法として以下のようになっています。

@翌月に再診がなかった場合、診療実日数は「0日」とし、細菌薬剤感受性検査の実施料のみ算定する。(前月に細菌培養同定検査を行なったことの注記が必要)検体検査の判断料は細菌培養同定検査の際に算定しているので算定不可)

A翌月再診があったが他の検査が行なわれなかった場合についても、細菌薬剤感受性検査の実施料のみ算定し、検体検査判断料は算定できない。

細菌薬剤感受性関連の質問
Q:細菌薬剤感受性テストをしていれば、必ず嫌気性培養をしていると聞いたのですが、それで良いのでしょうか?
培養同定検査をして、菌が確定した場合、細菌薬剤感受性テストを算定できますか?菌が確定したという事は、嫌気性培養まで行っているという事でしょうか?
A:細菌感受性検査と嫌気性培養とは全くべつのものです。
細菌培養同定検査というものは、菌があるのかどうか・ある場合にはその菌の種別を同定させるものです。
そして菌があった場合に、その菌に対してどの抗生物質が感受性(効く)があるのかを調べ、投与する薬剤を判断します。
その菌を培養(菌を繁殖しやすい状況にして繁殖させる)する際に、例えば喀痰などは常に空気に触れているため、培養は温度や湿度、繁殖しやすい培地(繁殖させるお皿に栄養を塗りこんだもの)で行います。しかし、通常は空気に触れていないもの、例えば血液や穿刺液などの場合は特別な方法によって行う必要があり、それを嫌気性培養といいます。
従って、嫌気性培養と感受性検査は全くべつもので、嫌気性培養は検体と関係しています。
保険請求用の検査の本とか職場にありませんか?保険請求のことを理解するのも必要ですが、医療の中身についても調べて覚えていくと自分のものになりますよ。そういった本なども読んで頑張ってください。 菌が確定して、感受性テストを行っていれば算定できます。ただし、菌の検出=感受性テストではありませんので、細菌検査の場合には検査センターからの検査結果を必ず確認してください。(嫌気性培養を行っているかどうかも書かれていると思います。)
(投稿者 レセおじさん)

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