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酸素吸入に使用した酸素の算定方法 |
酸素吸入などの処置に使用した酸素は、「J201 酸素加算」としてレセプトで請求することができます。
レセプトの記載方法は、以下のようになっています。
(例)
(40)酸素吸収 65×1
酸素(「液化酸素CE」等) ○点×1
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酸素加算を算定できる処置 |
J024 |
酸素吸入 |
J024-2 |
突発性難聴に対する酸素療法 |
J025 |
酸素テント |
J026 |
間歇的陽圧吸入法 |
J026-2 |
鼻マスク式補助換気法 |
J026-3 |
体外式陰圧人工呼吸器治療 |
J027 |
高気圧酸素治療
1.救急的なもの
イ.一人用高圧酸素治療
ロ.多人数用高圧酸素治療
2.非救急なもの |
J028 |
インキュベーター |
J045 |
人工呼吸 1
2
3 |
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酸素吸入に関する質問 |
- Q:新生児の多呼吸の治療で、クベースにて酸素投与を行いました。
入院料のほかに特に加算できる点数はありますか?酸素は酸素吸入と酸素代の算定だけでしょうか?
- クベース=保育器であり。保険点数では、「J028 インキュベーター(1日につき)
120点」であり、その注では
『注 使用した精製水の費用及びインキュベーターと同時に行った酸素吸入の費用は、所定点数に含まれるものとする。』
ですから、「酸素吸入」は算定できません。
(回答者 山さん)
- Q:インスピロンで酸素吸入を行った場合、通常の酸素吸入手技料と酸素加算で算定してよろしいのでしょうか?
- インスピロンの経験がないので・・・
ただ、人工呼吸というのは自発呼吸が出来ない場合、酸素吸入は自発呼吸が出来ている場合に行うものです。
おそらく酸素吸入での算定と思われますが・・・。文面から言って自発呼吸が出来ていたのかどうかわかりませんが。
(回答者 ヒロピーさん)
インスピロンは高流量式酸素療法ですから酸素吸入手技料+酸素加算で良いと思います。 ちなみに普通の酸素マスクは低流量式酸素療法です。
インスピロンマスクには自分の呼気を溜めない様に、マスクに大きな穴が開いています。
(回答者 醍醐さん)
- Q:全身麻酔についてご教授願います。
全身麻酔の抜管後(マスク抜去後)におこなう酸素吸入に使用する酸素代は算定できますか?
- 酸素代は請求可能です。
(回答者 ヒロピーさん)
- Q:胃内視鏡時の酸素吸入は、算定可能なのでしょうか?
- 点数表上、算定不可となっていないので算定できると思います。当院でも算定しています。(ちなみに北海道です)
査定もありません。
(回答者 したのをさん)
- Q:常時酸素吸入している入院患者の場合、入院中であれば(処置)酸素吸入+酸素ボンベ代をレセ請求してます。この患者が丸1日以上外泊するに伴い、当院購入の携帯小型ボンベを持たせた場合、外泊日分については
@酸素吸入+酸素代
A酸素代のみ(レセコメントで「外泊中の使用分」等記入する)
B一切請求不可
のいずれかだと思うのですが、いかがなものでしょうか?
- 在宅酸素を既に導入している、もしくはこれから導入することになっている方のおためし外泊等であれば、
業者から携帯ボンベ等も含めた一式を提供してもらい、病院の請求としては手技・酸素ともに請求なしとするかと思います。
しかし在宅酸素にならない方で、病棟で酸素を吸入を行っていて、なおかつ外出時にも酸素を必要とする方を 1泊以上外泊させるケースに該当したことがあまりないのですが・・・。
以前に1回くらいあったかもしれませんが、そのときはたぶんそのまま酸素吸入手技+酸素代をそのまま請求したのではないかと思います。 特に査定とかもされていないとは思いますが…。
でも考えてみると丸1日病院にいないのであれば酸素吸入手技料の請求は不適当ですね。 でもめったにないケースで、しかもこの程度の点数(1日で手技料65点+酸素)ですし、 わたしだったらとりあえず@ですべて請求してみて、査定状況を見極めてみるかな、と。
回答にならない回答で申し訳ありません。
(回答者 くりぼうずさん)
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