手術前や内視鏡前検査として、HBs抗原,HCV抗体が測定されることが多い。一部の地域を除いては、これらについて、「術前検査」「手術予定」「内視鏡予定」などとコメントがあれば認められる。 しかし、HBs抗原とともにHBs抗体価が算定されていれば、抗体については必ず減点される。
HBs抗原はB型肝炎ウイルスそのものを検索する検査であり、HBs抗原が陽性であればB型肝炎ウイルスが患者の身体に存在する事になる。 人の身体は外部からウイルスなど異物が侵入すると抗体が出来る。 HBs抗原の測定によりB型肝炎ウイルスそのものの存在の有無が把握できれば、わざわざ抗体を検査する必要はない。 そこで不要な検査とみなされ減点される。 |