- Q:当院ではほぼすべての患者にサチュレーション計測を行っています。
「D223 経皮的動脈血酸素飽和度測定」ですが、高血圧や心不全等の病名がついている患者ならとてしまって問題ないでしょうか?
当院開院したばかりで、監査が厳しくなる等うわさを聞きました。
この算定で切られた等ご経験ある方いらっしゃいますか?
- 算定は出来ないと思います。
呼吸不全若しくは循環不全又は術後の患者であって,酸素吸入を現に行っているもの又は酸素吸入を行う必要があるもの・・と書かれてあります。
- (回答者 醍醐さん)
【参考】
経皮的動脈血酸素飽和度測定は、次のいずれかに該当する患者に対して行った場合に算定する。 ア 呼吸不全若しくは循環不全又は術後の患者であって、酸素吸入若しくは突発性難聴に対する酸素療法を現に行っているもの又は酸素吸入若しくは突発性難聴に対する酸素療法を行う必要があるもの
イ 静脈麻酔、硬膜外麻酔又は脊椎麻酔を実施中の患者に行った場合なお、閉鎖式全身麻酔を実施した際に区分番号「L008」マスク又は気管内挿管による閉鎖循環式全身麻酔を算定した日と同一日には算定できない。
注 人工呼吸と同時に行った経皮的動脈血酸素飽和度測定の費用は、人工呼吸の所定点数に含まれるものとする。 |
- Q:手術当日(全麻)とその後日に酸素を続けてしたときには、後日の日は経皮的酸素飽和度を算定できますよね?
- <後日>が手術後医学管理料を算定していない日であれば大丈夫かと思われます。SPO2(経皮的動脈血酸素飽和濃度測定)は手術後医学管理料に含まれる為です。※酸素吸入を行わない日のSPO2に対して指摘を受ける都道府県もある、と聞いた事があります。
(回答者 外科の病棟事務をしておりますさん)
- Q:経皮的動脈血酸素飽和測定(SPO2)を当月3回実施しています。病名は、呼吸不全がありますが、算定を3回しているのでコメントあったほうが、いいですか?そして、病名は、そのつど中止して呼吸不全を3回いれたほうがいいのでしょうか?
- 呼吸不全が確定していれば、病名はその都度中止にする必要はないと思います。
ただ、経皮的動脈血酸素飽和度測定は、「呼吸不全若しくは循環不全又は術後の患者であって、酸素吸入を現に行っているもの又は酸素吸入を行う必要のあるもの。または、静脈麻酔、硬膜外麻酔又は脊椎麻酔を実施中の患者に行った場合に算定する」となっています。 酸素吸入は行われているのでしょうか?行われずに3回の算定は査定の可能性があるように思います。酸素吸入の必要性をコメントした方が良いかもしれません。
ちなみに経皮的動脈血酸素飽和度測定は、14回が限度になっています。
(回答者 tetoさん)
- Q:気管支喘息で経皮的動脈血酸素飽和度測定は算定できないでしょうか?
いつも、気管支喘息とか肺気腫等で算定しています。 一度減点された事があって、気管支喘息がついています。とコメントを付けて再請求したら復活しました。ちなみに酸素吸入は行っていません。
心臓系疾患では算定できないでしょうか?
- 適応疾患は、呼吸不全、心循環不全、貧血、手術後、麻酔時、ショックとなっています。
基本的には酸素吸入を行っている患者、または酸素吸入を行う必要のある患者に対して行う検査です。
結果的に酸素吸入を行わなくても、検査自体は算定することができます。
勤務先では、気管支喘息の病名があれば、酸素吸入なし、コメントなしでも査定は受けていません。
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