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医療事務サイト 医療事務資格 取る前取ったあと〜医療事務講座 電子カルテについて

医療事務の初心者が「電子カルテ」について悩むポイントを解説しています。
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電子カルテについてよくある質問
今、当院ではペーパーレスにむけて考えてます。実際にはすごく問題点があるとおもいます。検査結果の保管の仕方や保険証のチェックなどよい方法はあるとおもいますか?やはり最低限カルテは必要なのでしょうか?
いろいろ障害はあろうかとは思いますが、少なくともその意気込みは
買い!だと思いますよ(^^;
医師の方から主体性を持ってすすめることはとても重要なことです。

うちのような病院・診療所を複数擁する医療法人では、法人本部の
方針で電子カルテ導入を決めて推し進めましたので、肝心の医師の
間にはかなりな温度差があり、事業所ごとに導入の進め方にかなり
の差が生まれました。それが今現在の電子カルテ使用状況、生かし方
の差となっています。

旧システムの患者情報(氏名、生年月日から住所、番号に保険、公費、
さらには病名や処方内容、管理料の算定履歴までなど等…)のデータの
移行はどこまで可能なのか?またどこまで手入力が必要なのか?
そして手入力が必要な場合はそれを誰がどのようにやる必要があるのか?
事務ができるのか?それとも医師が整理する必要があるのか?

患者情報は、データを一括で移行したとしても、移行した日から
実際に電子カルテが稼動するまでに発生するタイムラグがあると思う
ので、その間に変更があった場合にはどうやっても手入力が必要になります。

また導入=紙カルテ全廃とはなかなかならないのも現状と思います。
旧カルテに記載されたりファイルされた情報すべてを電子カルテに
取り込むわけには、ほとんどの場合はいかないからです。

また電子カルテ導入後も、他院での検査データや画像などをどのように
扱うのか?という問題もあります。もちろんスキャナで取り込んで電子
カルテに保管する方法もあります。その辺は導入費用なども絡んでくる
とは思いますが。当院では結局、導入3年を経過していますが、紙カル
テの全廃には至っておりません。

医療機関の規模や職種によっても問題の焦点は変わってくると思います。
ここに書いたのはあくまでわたしの経験によるものですが、何か
ご参考になる一文があれば幸いです…(駄文長文すいません)

ただ最後に一言付け加えさせていただきますが、
電子カルテ導入はそれイコールでバラ色の未来?が約束されるわけでは
ありません。導入には経済的にも仕事的にも負担はかかりますし、
導入後もさまざまな困難にぶつかると思います。
どういう方向で電子カルテを活用した医療を展開してゆくのか?
そういった方針が明確にしておく必要があると思います。
それができれば電子カルテ導入には確かなメリットがあると思っています。

こんなふうに書くと、電子カルテなんてやめたほうがいいよ〜(笑)と言って
いる見たいに思えるかもしれませんが、決してそんなことはありませんので…
(くりぼうずさん)
私の勤めるクリニックは、去年オープンしたばかりで電子カルテですが、いきなりペーパーレスが不安なため、1号紙をかなり活用しています。
オリジナル1号紙は、保険情報はもちろん、保険証確認や公費等の書類記入済チェック・・・糖尿病患者が多いため、一月に渡したセンサーや針の箱数・・・などなど、1枚にみごとにまとめました!!
今後も、紹介状や検査結果などを保管するのに、やはりクリアホルダー等のカルテが必要ではないかと思っています。
2号紙が無い分、あとはレセ電がうまくいけばレセプト用紙もいらなくなります!

 余談ですが、今後転職するならば、電子カルテでないところは無理かも・・・
この便利さに慣れてしまった事務員は、戻れない気がします。(私だけカナ)
(タイタンさん)
電子カルテを導入している場合のカルテ整理方法
電子カルテを使用していますが、一人ずつ一号用紙と紹介状や返事、介護保険や身障者の書類をファイルに入れてカルテラックにしまっているのですが、かなりの厚さになり、またカルテ数も多くて困っています。電子カルテをお使いの方はこのような書類をどのように整理されているのでしょうか?
うちは診療所ですが、一応電子カルテを使用しています。
しかし他院から来る紹介状や検査結果の通知、その他介護保険関係の意見書などの文書
などはひとりひとりファイルを作り、結局「紙カルテ」として併用しています。
昔の2号用紙に記入していた記録や検査結果の大半は電子カルテに記録されますので、
カルテの分厚さという点ではかなり改善しましたが、導入5年目を迎え、若干その分厚さが気になる
方の「紙カルテ」ができるようになってきました。
ちなみに導入前の2号用紙などは必要な物意外は分冊し、倉庫に保管されています。

電子カルテなのになんでこんなに紙を使わなきゃいけないんだ…と思うこともしばしです。

またそういった文書なども全てスキャナで読み込み、完全にペーパーレスで
運用している医療機関も知っています。そこでは受付からの流れは非常にスムーズに見えます。
ただし内情を聞くと、スキャナで取り込んであるのはいいが、電子カルテの
どこを開けばみたい文書が見れるのか、探すのが大変なんだよ。紙をめくるほうがどれだけ楽だよ…。とか
他院所から手書きで送られてくるものは、Drの個性的な字(汗)を判読するのが難しい場合があり、
スキャナの精度にもよるのでしょうが、画面ではとても読めないよ!!なんて声を聞いたりもします。
どうしても画面では判読できない場合は、別のところに保管されているファイルから取り出してきて、
現物を確認したりするそうです。ちなみにこの現物保管ファイルは、患者ごとではなく、
文書の種類ごとになっているそうです。
入退院情報提供書、各種画像、各種検査などなど…。

どちらの方法にも一長一短ありというのが現状ですね。
あまりアドバイスになっていませんがそんなところでしょうか…。

電子カルテのシステムなどにお詳しい方、忍くん さまなど
出来ましたならフォローしていただければ助かります!! (回答者 くりぼうずさん)
医事・レセコンのSEをしている者です。

くりぼうずさんのカキコミは、まさに電子カルテの実情その物です。

自院作成の場合は電カルの機能で定型文書を作成する機能があったりもしますが、
滅多に使わない機能の場合は呼び出すボタンを忘れることが多々あります。
ある病院様では「医療情報部」と呼ばれる部署で定型文書を「Word」で
作成して定期的に刷新しており、管理は電カルの一般文書として患者IDに
リンクしたフォルダに用途別のフォルダを追加して保存を行っているようです。
(結局、文書の作成支援は諦めて管理だけ行っています。)

他院からの文書はお察しの通りスキャナ取り込みが主流です。もちろん視認に耐えれ
ない場合がありますが文書の存在、所在を管理できる為、原紙の保存と合わせて運用
しておられます。
他のディーラーは解りませんが私の会社では電カル導入の最初に「目視確認で紙に勝る媒体
はありません。」といった不適切な発言をしています。業者としては恥ずかしい話ですが
これが実情です。
電子カルテを導入しても何らかの方法で紙文書の管理が必要な為、「スキャナ」と「原紙」
の二重保存は理想的な運用方法です。
(問診表などはスキャナのみ又はカルテに転記して、紙を全て保存する必要は無いと思います。)

電カルの導入にあたり他の病院を見学に行かれた話も良く耳にしますが、「一見ペーパー
レスに見えても内部では紙伝票がかなり残っている。」との感想がほとんどです。
特に手術にまつわる部分が術前の検査・点滴、手術室予約と手術行為以外の連係業務が
ネックになっているようです。
クリティカルパス(クリニカルパス?)といった機能を備えた電カルもありますが、容易に予定の変更
が出来ない場合が多く何らかの紙を残さざるを得ないといったところです。

電子カルテと紙文書の課題は当分解決しそうにありません。(涙)
(回答者 忍くん)
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