医療事務の資格を取る前や取ったあとに役立つ医療事務講座。医療事務掲示板もあり医療事務の仕事探しに役立つ医療事務の求人情報も掲載
医療事務サイト 医療事務資格 取る前取ったあと〜初心者向け医療事務講座

医療事務サイト 医療事務資格 取る前取ったあと
〜医療事務講座
医療事務質問&解答
マイコバクテリウム・イントラセルラー核酸増幅同定検査・結核菌群核酸増幅同定検査・細菌培養同定検査・抗酸菌培養検査の算定について

 医療事務サイト掲示板に掲載された内容をQ&A形式でまとめてみました。
医療事務請求の疑問が解決できますように!
医療事務サイト 医療事務資格 取る前取ったあとHOME過去の医療事務Q&Aインデックス検査インデックス≫マイコバクテリウム・イントラセルラー核酸増幅同定検査・結核菌群核酸増幅同定検査・細菌培養同定検査・抗酸菌培養検査の算定について
スポンサード リンク
医療事務おすすめ本
医療事務求人情報
その他
Q:細菌培養で結核菌でないという事が分かった段階で マイコバクテリウム・イントラセルラー核酸増幅同定検査と結核菌群核酸増幅同定検査の算定しています。今回検査センターからナイアシンテストも加算されて結果が返ってきました。マイコバクテリウム・イントラセルラー核酸増幅同定検査と抗酸菌培養検査は併せて算定できないと解釈本にかいてあったので、検査センターに問い合わせると、併せて算定できるとの事、検査法法が違う?専門用語で良く理解できませんでした。本当に算定しても問題ないのでしょうか?
(投稿日 2007/3/2)
A:手元の資料によると
「マイコバクテリウム・イントラセルラー核酸増幅同定検査は、他の検査により結核菌が陰性であることが確認された場合のみ、算定できる。事前に結核菌群核酸増幅同定検査や培養検査を行い、結果が陰性であった患者のみ算定可能となる。上記条件を満たせば、それぞれ算定できる。レセプトには結核菌が陰性であった旨を記載しておくほうがよい」とありました。

結核菌群核酸増幅同定検査とマイコバクテリウム・イントラセルラー核酸増幅同定検査を、同時に行うのは??のような・・・結核菌群核酸増幅同定検査が陰性と判断された時点で、マイコバクテリウム・イントラセルラー核酸増幅同定検査を行う・・・と思うのですが。

基本的に「結核菌群核酸増幅同定精密検査等を行い結核菌の陰性が確認された→非結核性抗酸菌の疑いがある→マイコバクテリウム・イントラセルラー核酸増幅同定検査を実施する」という手順を踏まないといけないようです。

マイコバクテリウム・イントラセルラー核酸増幅同定検査とD021の抗酸菌同定検査が併せて実施された場合は、主なもののみ算定するそうですので、ナイアシンテストの併算は不可だと思いますが・・・
(投稿者 ダンゴ)

現実問題として、結核及び非定型が疑われた場合、両方の検査を同時にすると思います。片方をやって(−)だったからじゃもう片方などといっていられないのが現実ですから。それだけの期間に感染者が何人になるか考えると怖いものがあります。
今でも結核はすくなっていません。わずかですが増えているのが現状です。実際レセでの請求は両方の疑い病名を入れて、TB(結核)+MAC(マイコバクテリウム・イントラセルラー)を行うのが一番賢明と思われますが・・・
質問とは違った見方ですが・・・
(投稿者 ヒロさん)

培養で結核菌が陽性の場合は、結核予防法を申請し、隔離結核病棟のある病院に入院が必要です。人から人への感染の可能性があるためです。

非定型抗酸菌症の場合は、予防法の申請は必要ありません。
人から人への感染もないので、診断もそう急ぐ必要は、ありません。これといって特別な治療法もありません。

だから、検査は順をおってするべきだと思います。
病名に結核と非定型抗酸菌症の両方入れるのは、まずいと思います。
少なくともどちらかを疑いにしておくほうが、良いと思います。
(投稿者 てぃむさん)
Q:同一検体による、細菌培養同定検査、抗酸菌培養検査、マイコバクテリウムアビウム・イントラセルラー核酸同定精密検査の算定の仕方で、悩んでいます。
「抗酸菌培養検査と培養同定検査は、同月内に検査を行うことはできません」とありますが、感受性と同じく、翌月、実日数0で算定でしょうか?
マイコバクテリウムアビウム・イントラセルラーと核酸同定精密検査の病名は、結核症(疑)か、非結核性抗酸菌症(疑)で可でしょうか?
同一部位の検体について、細菌培養同定検査と抗酸菌分離培養検査を、併せて算定することは可能です。

逆に、マイコバクテリウムアビウム・イントラセルラー核酸同定精密検査は、
「他の検査により結核菌が陰性であることが確認された場合のみ算定できる」とあります。
抗酸菌培養検査とマイコバクテリウムアビウム・イントラセルラー核酸同定精密検査は、同日での算定は不可だと思います。(同時の場合は、高い方の点数のみで算定してください)

後日、改めてマイコバクテリウムアビウム・イントラセルラー核酸同定精密検査を行った場合は、レセプトに注釈を記入すれば感受性と同じく、翌月、実日数0で算定できると思います。

マイコバクテリウムアビウム・イントラセルラー核酸同定精密検査の病名は、「マイコバクテリウムアビウム・イントラセルラーコンプレックスによる感染症(の疑)」がいるようです。
核酸同定精密検査の病名は、結核症(疑)でOKだと思います。
(投稿者 ダンゴ)
参考 結核菌の検査について
塗抹検査
結核菌を顕微鏡で探す検査です。結果は1〜3日程度で出ます。
培養検査
結核菌が発育しやすい環境(培地)で、結核菌が育ってくるかどうかを見る検査です。菌の量が多い場合は良く育ちますので、培養検査が陽性(結核菌がある)と判定されるのは、比較的早い時期から可能です。しかし、培養検査が陰性(結核菌がない)と判定されるまでには時間がかかります。菌の量が少なく、時間が経過してから育ってくることがあるからです。8週間培養しても結核菌が育たなかった場合に陰性と判断されます。
遺伝子検査
結核菌群核酸増幅同定検査が、これにあたります。結核菌の遺伝子を探す検査で、数日(2〜6日程度)で結果がでます。遺伝子検査では、大量の菌はもちろん、少量の菌でも判定ができます。
抗酸菌検査の一般的な順序も参考にして下さい。
▲このページのトップへ戻る
※当サイトでの情報は、個々の判断によりご活用ください。
当サイトの情報に関する責任は一切負いかねます。
Copyright c 2004- [医療事務サイト 医療事務資格 取る前取ったあと〜初心者向け医療事務講座] All rights reserved
医療事務の資格を取る前や取ったあとに役立つ医療事務講座。医療事務掲示板もあり医療事務の仕事探しに役立つ医療事務の求人情報も掲載