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Q:当院ではCRPの検査をしたら、よくきられてしまうのです・・・。何がいけないのでしょうか?↓ ☆頚椎後縦靭帯骨化症 ☆左肋骨部転移性悪性腫瘍の疑い
(60)*血液化学検査 8〜9項目 総蛋白・ZTT・総ビリルビン・GOT・GPT・ALP・尿素窒素・クレアチニン・Ca・
*CRP(定量) *末梢血液一般検査・血液像・血沈 ******以下判断料省略******
この病名で、この検査をしたらCRP検査だけきられてしまいました。
先生は悪性腫瘍の疑いを検査するために行った。というのですが、CRPの適応病名ではないのでしょうか?? |
(投稿日 2007/1/15) |
A:CRPの適応疾患は、「各種感染症、炎症・組織破壊性疾患(膠原病、悪性腫瘍、心筋梗塞など)、外傷(熱傷、手術後を含む)」(以上、医学通信社発 最新検査・画像診断事典抜粋)となっています。
一番気になったのは、CRPと血沈を同時に行っている所です。 社会保険診療報酬支払基金から平成17年4月25日付けで、「赤血球沈降速度測定(ESR)とC反応性蛋白(CRP定量)の併算定は認められる」と告示されています。 しかし、審査の方がこの通知を見逃されているのでは?とも考えられます。
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(投稿者 ダンゴ) |
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出来れば2つの病名開始日も知りたいところですね。
仮に両方とも当月開始だとした場合、査定されたのは納得できません。
申し立てするべきと思います。悪性腫瘍疑いが当月開始で骨化症が継続だった場合、可能性はあるかも?
ダンゴさんが言われる通り、ESRとCRPを両方する必要性が見えません。
この病名からすると、ESRはCRPと同一目的の炎症マーカーとして実施していると思われます。確かに解釈上の縛りはありませんが、よく査定対象になる事例だと思います。
それと癌疑いでCRPはいかがでしょうか?CRPで癌だと確定は絶対不可能と思います。癌による炎症の度合いを確認することはあります。確定は他の検査が必要でしょう。 |
(投稿者 ヒロさん) |
Q:ちなみに開始日は二つとも18年10月11日です。 |
A:18年10月で初診扱いということですね?
社保基金が毎年行う「集団指導」の中でいつも言われるのが
「各種の検査は、必要な検査項目を選択し、段階を踏んで、必要最低限の回数で実施する。」ということです。
また「『赤血球沈降速度測定(ESR)とC反応性蛋白(CRP定量)の併算定は認められる』とありますが、これも医学的に必要性が高いものに対してのことなので、該当する場合はレセプトの摘要欄に注釈を入れてください」と言っていました。
また余談ですが「初診時のスクリーニング検査として画一的にCRP定量を行っているレセプトを見ますが、必要性が乏しいものは査定の対象となる」とも言っていましたね・・・(^^;
やっぱり全国的にCRP定量の請求に対して、審査の目が厳しくなっているということでしょうか・・・
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(投稿者 ダンゴ) |
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