- Q:ソーブサンやボスミンに浸したガーゼなどで止血した場合、鼻処置はたは鼻出血止血法のどちらを算定されますか?
- 耳鼻科勤務でないので、文献を調べてみました。
出血を簡単に止める場合は「鼻処置」に含まれてしまうが、さらに軟膏ガーゼやスポンゼル、ゼルフォーム(ゼラチン貼付剤)、メロセル(鼻出血および外科手術時、手術後に血液および滲出液の吸収除去を行う吸収性のサージカルスポンジ)などを使ったり、出血点に硝酸銀などの薬剤を使って化学的処置を行うか、レーザーなどを使って物理的に処置を行った場合は「鼻出血止血法」での算定となるようです。
「ボスミンに浸したガーゼ」だけで止血ができたら、鼻処置での算定になるかな?と思いますが、ソーブサン(皮膚欠損用創傷被覆材)での止血は・・・手持ちの資料には載ってませんでした。
(回答者 ダンゴ)
耳鼻科勤務ですがソーブサンは使用していないのです。しかし参考にしていただければと・・
AgNO3やボスミンでやさしく止血できた場合は鼻処置で算定しています。あきらかに出血点がわかりGM軟膏やボスミンに浸したコメガーゼ タンポン2〜4本使用し止血して 鼻出血止血法にしています。
(回答者 凌さん)
- Q:私の勤める医院でも、先日鼻出血の患者さんが来院されました。
その際、硝酸銀を使って処置をしたようで、 カルテには「鼻腔粘膜焼灼術(硝酸銀による)」と書いてあったので、 鼻腔粘膜焼灼術の900点を算定しました。この時の病名は[鼻出血]です。
ダンゴさんの文によると、この場合、鼻腔粘膜焼灼術ではなく、鼻出血止血法での算定が正しいのでしょうか?
- 「鼻腔粘膜焼灼術」について調べてみました。
アレルギー性鼻炎や肥厚性鼻炎の疾患に対して、肥大した粘膜を電気によって凝固させ、鼻粘膜肥大を小さくする手術のようです。
よく花粉症の患者さんが「レーザーで粘膜を焼いた」って言っているのが、この手術なのかな??と思います。
適応疾患も、アレルギー剤性鼻炎、肥厚性鼻炎となっているので、「鼻出血」での算定は査定されるかも??
(回答者 ダンゴ)
動脈出血がありEFにて確認しつつ局所麻酔下で高周波凝固(電気)で焼いた時に鼻腔粘膜焼灼術を算定しています。(アレルギー性鼻炎も同じと考えてください。)
鼻出血止血法は点数表にもあるようにガーゼタンポン、バルーン(鼻腔内用があるのです)を使用して算定です。クリニックではゼルフォームも使用します。
硝酸銀(AgNO3)で焼いた鼻出血は鼻処置での算定をしています。
問い合わせてみた結果、やはり鼻腔粘膜焼灼術での算定はできないとの事でした。 ダンゴさんの文の通り、薬剤を使って化学的処置を行った場合、鼻出血止血法が算定できるそうですが、今回うちで行った処置で使った薬剤(硝酸銀)は少量の為、その場合は鼻処置(12点)での算定になるようです。
(質問者様からの書き込み)
|