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中心静脈注射について

医療事務の初心者が「中心静脈注射」について悩むポイントを解説しています。
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中心静脈カテーテルとは
カテーテルとは、医療用に用いられるやわらかいプラスチックのチューブをいいます。
中心静脈カテーテルとは、一方が心臓の右心房の近くの大静脈に入れるチューブのことです。
中心静脈カテーテルはなぜ必要?
手足の静脈は血管が細いため血管炎をおこしやすく、同じ場所を長く使用できないため頻繁に刺しかえる必要があります。

抗がん剤投与、大量輸液や輸血のために血管の確保が必要な場合に、中心静脈カテーテルが必要になります。

中心静脈カテーテルを使用することによって薬剤を確実に投与できるほか、苦痛を伴う穿刺を繰り返さなくてよいことや、手足の拘束がないことで日常生活への影響が軽減できます。

また、体力の維持に必要な高カロリー輸液を入れる場合にも使用できます。
IVHとは
十分な栄養を経口摂取できない、または腸管から吸収できない場合に、生命維持に必要な栄養素(ブドウ糖、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなど)を静脈のみから投与する方法が取られます。

全ての必要な栄養素を補充する輸液療法であることから、完全静脈栄養といわれます。

高カロリー(10%以上の高張糖液)輸液を使用するため、通常の点滴のように腕などの末梢静脈から投与すると血栓性静脈炎を起こし、疼痛、腫脹、発赤等の症状とともに静脈の閉塞をきたします。
このため、大静脈(胸か首か鼠径)にカテーテル(管)を入れて、心臓に近い太くて分厚い中心静脈にカテーテルを留置し投与します。
この方法が中心静脈栄養法(Intravenous Hyperalimentation)といい、 IVHと呼ばれています。
CVとは
CVとは、「Central Vein(中心静脈)」の略です。またそこに使うカテーテルもCVといいます。
中心静脈注射用カテーテル挿入を行う場合の注意点
「手術に伴うルートの確保」かどうかを確認!
基本的に中心静脈カテーテルを挿入する場合は、「G005-2 中心静脈注射用カテーテル挿入」の点数が算定できます。
しかし、「手術当日に手術に関連して行う注射の手技料は算定できない」という通則があることに注意!!
術後からの欠食に対し、高カロリー輸液を投与する必要があるために手術日にIVHカテーテルを挿入した場合は、「G005-2 中心静脈注射用カテーテル挿入」の点数は算定できません。
高カロリー輸液以外の中心静脈注射
中心静脈注射の目的
  1. 中心静脈栄養法のため(高カロリー輸液を目的)
  2. ショック状態などの場合や、抗がん剤投与のための血管確保
となっています。
よく「高カロリー輸液や抗がん剤が入っていない場合で、IVHのルートを使って点滴をした場合は?」と質問があります。

この場合の解釈がまちまちで、
「高カロリー輸液や抗がん剤が入っていない場合は普通の静脈からでもできることなので、普通の点滴手技料で算定してください」と言われる場合と「中心静脈注射でもOK」と言われる場合があるそうです。
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