- Q:I 型コラーゲン架橋N−テロペプチド(NTx)精密測定は
骨粗鬆症の薬剤治療方針の選択時に1回、その後6月以内の薬剤効果判定時に1回に限
り、また薬剤治療方針を変更したときは変更後6月以内に1回に限り算定できますが、TRAP-5bは診断補助並びに治療経過観察時の補助的指標として実施
した場合に6月以内に1回に限り算定できる。また治療方針を変更した際には変更後6月以内に1回に限り算定できる。 ・・・とあります。 併
算定はできませんが、診断補助とあるので初診時にTRAP-5bを算定し その後6月以内の薬剤効果判定時に尿中NTXを算定可能でしょうか?
新
患さんに尿中NTXのオーダーが出ても午前中の尿が必要な為、夜間診療時間に来られた患者さんなど、NTXのためだけに再度来院してただいたり困る事が多
いのです。
TRAP-5bなら他の血液検査と一緒に出来る為これからオーダーされる事があるようなのでお尋ねしました。
- 算定した事もないし、難しい内容ですねぇ…。調べてみました(笑)
2008年度版「最新検査・画像診断辞典」のTRACP−5b:保険請
求錠のポイントによと[TRACP-5b定量はD008内分泌検査「12」のI型コラーゲン架橋N−テロペプチド(NTx)精密測定に準じて算定する] 「準
じて」とあるので、単独で算定するのは難しい気がします。
また[TRACP-5b定量は、代謝性骨疾患及び骨転移(代謝性骨疾患や骨折の
併発がない肺癌、乳癌、前立腺癌に限る)の診断補助並びに治療経過観察時の補助的指標として実施した場合に6月以内に1回限り算定できる。また治療方針を
変更した際には変更後6月以内に1回に限り算定できる]とありますが、やはり疑い病名が必要?
…と言う事は逆に、疑い病名があれば算定できるのか
しら?
(回答者 れぱーどさん)
保険医協会に聞いてみました。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken12/dl/index-029.pdf
上
記の資料の[検査-19(13)]で、今回の改定でTRACP-5b定量の「NTxに準ずる」の部分が削除されたようです。※(11)(12)(13)参
照 結果、TRACP-5b定量は、癌の骨転移に対するマーカーとして考える事が多いようです。
と言うことは、通常の骨粗鬆症だと
初診時にNTxで、骨転移の疑いのある場合や、長期治療の判断にTRACP-5bと考えた方が良いのでは無いでしょうか。
(回答者 れぱーどさん)
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