- Q:この時期、ノロウイルス感染で、入院患者が、続々と下痢、嘔吐され、最終的には、全病棟面会謝絶に、なってしまい、病院の信頼関係も悪くなり、クレームも、それなりにきます。
ノロウイルス感染は、防げないのでしょうか?
マスク、手洗い、アルコール消毒、面会前体調シート記入してもらってもノロウイルス感染が広がってしまいました。
ノロウイルス感染していない病院は、どのような感染対策されているのか、知りたいです。
- 対策について
アルコール消毒→ノロウイルスには意味はありません
当院では朝と夕に人がよく触る場所(手すりやボタンなど)テキサント消毒しております。おう吐があればすぐにテキサント液を掛けて処理することも徹底されています。 パンデミック前ではこれぐらいだったと思います。
(回答者 ゆうさん)
当院でも一昨年年末から昨年年初に、病棟でノロやインフルの発生があり、対応に苦慮しました。 対外的にはまず保健所に報告をして、 院内ではリハビリを中止したり、食堂での集団での食事を取りやめ病室での食事に切替えたり、入院を制限して、退院を延期したり・・・。 病院の管理部には年末年始中は毎日状況報告の連絡をいれてました。
平均在院日数やリハビリの平均提供単位数にも影響して届出してる加算等を取下げすることも検討したり・・・。 (なんとか回避しました)
すでに存在した感染対策マニュアル、院内感染対策のための指針、見舞い客への手洗い啓蒙ポスターの再確認。 大部屋での患者発生に際してのインフルエンザ予防投薬実施説明・同意書を作成し、使用手順の取決め。 職員向けに定期的な医療安全学習会の開催し、嘔吐物処理セットの使用手順を確認したり・・・。
職員による院内巡視を行い、手洗い実習を事務まで含めて全ての職員が実施したり、廃棄物処理手順を抜き打ちでテストしたりもしています。
すでに実施している対応が大半ですが(施設基準でもあるので)、その必要性を改めて強く認識しました。
しかし謝罪記者会見とかテレビでみると、患者さんへの対応は場合によっては謝罪も含めて必要だとは思いますが、 マスコミに向けての?ああいった謝罪って必要なのかな・・・といつも疑問に思っています。 やるべき対策をまるでしていなかったというのなら別ですが・・・。
基準に則ったやるべき対策をしても、ノロやインフルの集団感染被害は起きるときには起きるもので、 (医療機関にはそういった具合の悪い方が集まるのですから)
あとは起きた時にどういった対応が取れるか、そしてその後の教訓を学び取ってゆくしかないと思います。
(回答者 くりぼうずさん)
|